「何を学ぶか」ではなく、「どうやって学ぶか」 by 伊藤穰一
まず「教育」と「学び」は違います。英語で言うと「Education」と「Learning」ですが、いま大事なのは「教育」ではなく「学び」のほうです。学ぶためのパッション、学ぶためのコラボレーションをどうやって子どもたちに授けていくのか。そこをやっていかないかぎり、授業をいくらオンライン化したところで意味がありません。
これだけ世の中にスピードが出てきて複雑になると「地図」、つまり事前の計画は役に立ちませんし、地図を製作するためのコストも高くつきます。むしろ、大事なのは「何をしたいか」という「コンパス」をしっかりもつことで、企業でもトップがしっかりした磁石をもっていれば、現場は方向性を間違えずに動けます。